体操NIPPON - オフィシャルファンサイト

Facebook

大会情報 - COMPETITION

注目選手 (女子)

どれだけ多く回り、どれだけ多くひねり、かつ、どれだけ高く、遠くへ跳べるかを競うこの種目。個人総合とは違い、入り方も空中での回り方も違う2本の跳躍を行い、その平均点で順位が決まるので、2つの武器を持っていなければならない。キーワードはDスコア5.8のチュソビチナとDスコア5.4のユルチェンコ2回ひねり。2本のうち1本をこのどちらかで跳べるか、そして、もう1本でいかに高いDスコアに持っていくか。そしてもちろん、その実施。高さ、距離、着地の姿勢(頭の位置が高い方が良い)、そして「スピードと迫力」と言われる雄大性。世界ファイナリストの宮川紗江選手がその威厳を見せるか。追い付け追い越せで高いDスコアの跳躍をしてくる選手がいるのか。

  • 宮川紗江(みやかわさえ)株式会社Rainbow

    チュソビチナ(転回~前方伸身宙返り1回半ひねり)を日本で最初に跳んだ、日本が世界に誇る跳馬のスペシャリスト。世界レベルの脚力と、正確な基本技術の積み重ねから成る空中での回転やひねりの技術は世界中の選手、コーチ達にも一目置かれるほど。跳躍の高さと正確な伸身姿勢に注目!

  • 坂谷りんね(さかたにりんね)戸田市スポーツセンター

    143㎝、37㎏という小柄な身体から繰り出されるパワーとスピードは圧巻。ユルチェンコ2回ひねりで跳馬を越えている間はその小柄さを忘れさせられるほどの豪快さを見せる。「雄大性」が求められるこの種目ではコーチも太鼓判を押す「地道な努力家」がどこまで 大きく正確に跳べるかが勝負。

動から一瞬の静、そしてまた動へ…。
その一瞬の静であるまっすぐな倒立の姿勢に選手は全神経を注ぐ。そこからの大きなスイングやひねり、そして手離し技や低棒から高棒、高棒から低棒へのまるでサーカスのような跳びでの移動技から目が離せない。東京オリンピックへ向けて、日本にとってはDスコアアップが課題となっている種目。そんな中で日本で一番のDスコア6.1を持っている内山由綺選手。課題のムーンサルト下りもだいぶ安定してきた村上茉愛選手に力強い演技が特徴の寺本明日香選手。
サーカスの様だがサーカスとは違うのが体操競技。その一つ一つの技の繊細さやスピード感とそのリズム。その中での一瞬一瞬の身体を操る判断や、つま先まで伸びた美しい体線を見て、感じて下さい。

  • 畠田瞳(はたけだひとみ)セントラル目黒/日体荏原高校

    「安定性が持ち味」と自ら語る畠田選手だが、それだけではなく、技一つ一つの「倒立」の正確さと演技全体のスピードも光っている。バーの上での倒立系の技はいかに天井に向かって垂直の位置で実施されるかが問われる中で、その正確性とスピード感でEスコアに0.1ずつ積み重ね、この種目2連覇を狙う。

  • 内山由綺(うちやまゆき)早稲田大学/スマイル体操クラブ

    日本の段違い平行棒といえばこの人は外せない。日本国内では最高の最大6.1のDスコアを持っており、161㎝という長身を活かした雄大でパワフルかつ、しなやかなスイングが内山選手の持ち味。D+D+E難度の移動技の連続や、倒立でのひねり技からのイェーガー宙返り(D+E)の組み合わせに注目!

ほとんどの選手が「一番緊張する」と口にするこの種目。
近年は「大技を一発ドン!」よりも、色んな技を繋げて行なう「組み合わせ」での加点を取りDスコアを稼いでいくのが世界のトレンド。もちろん、両方兼ね備えられるのがベストだが、そのトレンドに日本で一番近いのが寺本明日香選手の構成と言える。宙返りからのジャンプ、そしてまたジャンプ… この構成により近く、沢山の加点を稼いでくる大口真奈選手や、それにプラスして宙返りの連続を組み込んでくる塙颯香選手もチェックしたい。
ポイントは、演技全体がスムーズで、かつ、強弱、メリハリが見られるか。昨年の世界選手権でも一人しか越えられなかったEスコア8.0の壁に挑む。

  • 杉原愛子(すぎはらあいこ)朝日生命

    ロンダート~脚を揃えての後方伸身宙返り上がり(F難度)で始まる演技構成。そしてなんといっても、昨年国際体操連盟よりその技名が認定された「スギハラ」ターン。幅10㎝、高さ125㎝の台上で、片足立ちで脚を180°開き、上げた脚を手で持って横へ2回ひねるというその神業をぜひ見て下さい!

  • 芦川うらら(あしかわうらら)水鳥体操館

    昨年、一昨年と2年連続でこの種目で銅メダルを獲得しており、今年アジアジュニア選手権大会に出場したジュニア世代の注目株の一人。若手ながら大舞台で堂々と演技する度胸の良さが、そのきびきびとした動きに表れている。宙返りからジャンプ等のバラエティに富んだ組み合わせに注目。

女子体操競技の華と言われる。まさに、「Artistic Gymnastics」を象徴する種目。
世界チャンピオンの村上茉愛選手、伸身前宙1回ひねり~かかえ込み前宙ダブルで世界を驚かせた昨年のこの大会のチャンピオン宮川紗江選手のダイナミックなアクロバットの演技はもちろんだが、「ダンス系要素」と呼ばれるフィギュアスケートのスピンのような色々な種類(体勢)のターンやバレエの舞台で見るようなジャンプ、出場選手それぞれの個性に合った選曲、振付にも注目してほしい。
杉原愛子選手、梶田凪選手の足持ち3回ターン(E難度)、宮川紗江選手の伸身のムーンサルトとシリバス(H難度)と、ウルトラCを2つも3つも…もっと超える高難度の技の数々を色々な曲と踊りに乗せて何回回ったか、何回ひねったか、数えてみて下さい!

  • 村上茉愛(むらかみまい)日本体育大学

    4回ターン(E難度)、H難度のシリバス(後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり)とF難度の伸身2回宙返り~鹿ジャンプ(加点0.1)で始まる世界一のゆかの演技。一つ一つの着地が決まるかどうか、ターンが回りきれるかどうか。そして、村上選手らしい力強い振り付けをお楽しみ下さい。

  • 畠田千愛(はたけだちあき)セントラル目黒

    東京五輪特別強化選手。13歳にして女子ではおそらく世界初の、シライ/グエン(後方伸身宙返り4回ひねり。国内ではG難度に認定)をやってのける天才肌。そのパワーとすばしっこさが若い彼女の魅力。タンブリングもさることながら、D難度以上のターンを4種類入れてくる器用さも兼ね備える期待の星。

文:日本体操協会 広報 明名亜希子

第72回全日本体操種目別選手権ページへ戻る