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大会情報 - COMPETITION

注目選手 (男子後半)

男子は高さ135㎝の跳馬に手を着いて跳び越す。技はその難しさによって価値点が定められている。一瞬の瞬発力が重要な種目。種目別の場合は、2種類の系統が異なる技の実施で競う。注目はNHK杯で安定感があった米倉英信選手と大久保圭太郎選手の“ロペスハーフ”。安里圭亮選手は“リ・セグゥアン”の完成度に注目したい。2017年世界大会優勝の白井健三選手は、ユールチェンコ3回半ひねり“シライ2”と攻めの実施で初優勝を狙う。果たして2016年優勝の谷川航選手は、“リ・セグゥアン2”にトライするか?!

  • 白井健三(しらいけんぞう)日本体育大学

    2017世界チャンピオン。予想される跳躍は自らの名を冠するシライ・キムヒフン(5.6)とドリッグス(5.2)。いずれも美しい姿勢での鋭いひねりと直立での余裕ある着地が高評化を得ている。ひねりの鋭さと着地の出来栄えに注目。シライ・キムヒフンにさらに半ひねり増やした伸身ユルチェンコ3回半ひねり(6.0)を披露してくれるかもしれない。

  • 谷川航(たにがわわたる)順天堂大学

    2016年全日本チャンピオン、昨年は惜しくも2位の実力者。予想される跳躍は世界でも実施できる選手の少ないブラニク(5.6)とロペス(5.6)。着地の天才の本領を発揮し着地を止めるか。ブラニクにさらに半ひねりを加えた技=リセグァン2 (6.0)を披露してくれるかにも注目。

  • 佐藤巧(さとうたくみ)徳洲会体操クラブ

    2017全日本チャンピオン。卓越した第2空中局面の大きさが持ち味のスペシャリスト。予想される跳躍はヨーⅡ(5.6)とロペス(5.6)、跳躍の豪快さと着地の出来栄えに注目。

  • 米倉英信(よねくらひでのぶ)福岡大学

    予想される跳躍はロペスにさらに半ひねりを増やしたカサマツとび 2回半ひねり(6.0)とヨーⅡ(5.6)、前者は世界でも成功例がない大技だがこれを決めるかに注目。2本しっかりまとめることができれば優勝も夢ではない。

  • 小森敬介(こもりけいすけ)筑波大学

    予想される跳躍はロペス(5.6)とヨーⅡ(5.6)、雄大な跳躍が持ち味。2本しっかり着地までまとめられるかどうかに注目。

  • 安里圭亮(あさとけいすけ)相好体操クラブ

    予想される跳躍は世界でも数人しか実施できないリセグァン(6.0)とヨーⅡ(5.6)。踏み切ってから着地までに3回転する間に1回ひねりを加えるという超大技が成功するかに注目。

振動や静止技、棒上と棒下で行う技など、体操で必要なセンスが試される種目。ここ3大会での得点では、G難度“ヤマムロ”を武器とするリオ五輪団体金メダリストで2017年優勝の田中佑典選手が一歩リード。次いで谷川航選手の15.200と続く。野々村笙吾選手、千葉健太選手、神本祐也選手、谷川翔選手は15.066で並んでおり、Eスコア(できばえ)と着地が勝敗の鍵を握る。最高峰、一級の体操芸術作品をしっかり見比べてみよう!

  • 田中佑典(たなかゆうすけ)コナミスポーツ体操競技部

    世界でも常に高いEスコアの評価を得ている美しい実施が持ち味のディフェンディングチャンピオン。最近はG難度のヤマムロ=棒下宙返り3/4ひねり単棒倒立経過3/4ひねり背面支持を取り入れDスコアを高めている。ヤマムロの成功が演技全体の出来栄えの鍵を握るが、どこを切り取っても美しい技捌きを堪能されたい。

  • 谷川航(たにがわわたる)順天堂大学

    全日本個人総合予選で獲得した15.200はここまで最高点。バブサー、チッペルトなどの懸垂振動系の技を得意とする。今年に入り新たに棒下宙返りひねり倒立を取り入れDスコアを高めている。終末技はF難度の前方かかえこみ2回宙返りひねりだが、ほとんどの選手が脚を開く中、脚を閉じて実施。着地の天才にふさわしくほとんど止めてくる。今回もバブサー、終末技の完成度と着地に注目。

  • 野々村笙吾(ののむらしょうご)セントラルスポーツ

    2014年全日本チャンピオン、その後優勝から遠ざかっているが返り咲きを狙う。演技全体としての完成度が高く、ミスなく着地までまとめれば十分そのチャンスはある。演技前半のシャルロ=棒下宙返り単棒倒立〜ヒーリー支持の成功と着地の出来栄えに注目。普段かかえこみで行うベーレを屈身で行う可能性もある。

演技は静止することなく、すべて振動技で構成される。正・逆・背面の車輪やその方向転換、また両手を同時に離して再びバーを握る手放し技を入れて、雄大に且つ、リズミカルに行わなければならない。3大会において“絶対王者”で現在2連覇中の内村航平選手に次いで点数が高いのは、石川大貴選手。最高I難度の宮地秀享選手“ミヤチ”は成功するか?内村航平選手はH難度“ブレットシュナイダー”で攻めるか?過去に2回優勝経験がある田中佑典選手の芸術性がひかるか?目が離せない!鉄棒、技のパレード合戦は今大会、最大の注目どころ!

  • 内村航平(うちむらこうへい)リンガーハット

    全日本ではコールマンが近づくなど本調子ではなかったが、NHK杯では屈身コバチ、カッシーナ、コールマンを完璧な実施で捌き、着地も止め、見ている者全てを魅了した。今回も隙のない完璧な演技が期待される。練習で精度が上がってきているというブレットシュナイダーを披露してくれるかにも注目。

  • 石川大貴(いしかわひろき)福井県体操協会

    車輪だけでも見る者を魅了するしなやかで雄大な演技に注目。最近流行りつつあるチェコ式車輪=順手背面車輪も卓越した捌きを見せる。カッシーナをしっかりキャッチすれば初優勝の可能性も。

  • 宮地秀享(みやちひでたか)茗渓クラブ

    全種目を通じて唯一のI難度技、自らの名を冠する超大技ミヤチ=伸身ブレットシュナイダー、さらにH難度のブレットシュナイダー、G難度のカッシーナ、コールマン、コバチの実施が予想される。打ち上げ花火のごとき世界最高峰の手放し技の連発に注目。

  • 田中佑典(たなかゆうすけ)コナミスポーツ体操競技部

    目玉の技は演技冒頭に予定されているカッシーナだが、演技全体の芸術的な美しい実施を堪能されたい。アドラー1回ひねり逆手倒立が流れずに倒立にしっかり収まるか、着地をしっかり止めきれるかに注目。こまかなミスも抑えこんだ精度の高い実施に期待したい。

文:日本体操協会 広報 湯浅和宗/田中光

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